プログラムを記述してゆく場所を「エディター」と呼びます。
「プログラミングとは関係ないんじゃない?」という声が聞こえてきそうですが、エディターの設定はとても大切です。
文字の大きさは大きすぎても小さすぎても見にくく、見やすいサイズに設定した方が作業がしやすくなります。
また、使用するフォント(文字の形)によって、「0(ゼロ)」と「O(オー)」や「1(イチ)」と「l(エル)」が判別しにくい場合があり、文字の見間違いによるバグを招く原因にもなります。
また、フォントの種類は大きく2つあり、文字の幅が一定である「等幅フォント」と文字ごとに幅が異なる「プロポーショナルフォント」があります。違いは以下の通りです。
本記事では、オススメの無料フォント「Myrica(ミリカ)」のインストール手順と、Eclipseへの設定方法について解説します。
フリーフォント「Myrica(ミリカ)」のダウンロード
まずは、以下からMyricaのサイトにアクセスします。
https://myrica.estable.jp/
ページの下の方にスクロールすると、ダウンロードリンクがあります。
「Myrica」と「MyricaM」の2種類があります。7-Zipをインストール済の方は、7z圧縮版をダウンロードします。そうでない方は、zip圧縮版をダウンロードします。
「Myrica」と「MyricaM」どっちを選べばいい?
「Myrica」と「MyricaM」は英字フォントは変わりませんが、日本語のフォントが異なります。(以下、公式サイトより引用)
- ASCII文字は「Inconsolata」が適用されます。
- それ以外の文字には「源真ゴシック」または「Mgen+」が適用されます。
以下にサンプルを掲載しますので、お好みの方をダウンロードしてください。(もちろん、両方ダウンロードしても構いません)
【Myrica】
【MyricaM】
圧縮ファイルの展開
ダウンロードしたファイル(7zまたはzip)を右クリックし、「7-Zip」→「"*¥"に展開」をクリックします。
TTCファイルを開いてインストール
出力されたフォルダを開き、「Myrica.TTC」または「MyricaM.TTC」を開きます。
「インストール」をクリックします。
Eclipseのフォント設定
Eclipseを開き、「ウィンドウ」→「設定」を開きます。
左側の「一般」→「外観」→「色とフォント」をクリックし、中央の一覧から「Java」→「Java エディター・テキスト・フォント」を選択し、「編集」をクリックします。
「Myrica M」または「MyricaM M」(ややこしいので注意!)を選択し、お好みのフォントサイズを選択します。「OK」をクリックします。
続いて、下の方にスクロールし「デバッグ」→「コンソール・フォント」をクリックし、「編集」をクリックします。
先程と同様に、フォントとサイズを選択し、「OK」をクリックします。
「適用して閉じる」をクリックします。
設定完了
無事、フォントの設定が完了しました。一気に見やすくなりましたね!